顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
Photo by kizhi.karelia

ロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島、キジ島。
そこにはロシアでもよく知られた古い文化遺産のひとつ、
16世紀に起源を持つ木造教会建築群があります。
1990年に世界遺産に登録され、ロシア各地から木造の農家、風車などが移築され、島全体が特別保存地域に指定されています。


顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
Photo by kizhi.karelia


キジ島の木造教会建築
Photo by audleytravel.com


キジ島
Photo by kizhi.karelia

キジ島はサンクト・ペテルブルクの北東約350kmの
オネガ湖に浮かぶ長さ7km、幅500mほどの小さな島です。


顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)と周辺
Photo by Robert Montgomery


顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
Photo by Mundología


キジ島の切手
Photo by ДимонЪХ


左:顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
中央:鐘楼
右:生神女庇護聖堂(ポクローフスカヤ教会)


冬のキジ島と木造教会建築群

顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)の図
Photo by i l y a M e l e k h o v

木造加工に巧みなキジ島の職人が建てた
高さ約37mの木造教会には釘が1本も使われていません。


顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)の上部
Photo by i l y a M e l e k h o v


顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)の上部
Photo by Howard Lifshitz

木肌は雨風と太陽、そして時の経過によって銀色に輝いています。


キジ島の顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
Photo by Wirtualna Polska


ポクロフスカヤ教会の中
Photo by kuriositas

生神女庇護聖堂(ポクローフスカヤ教会) の内部。
イコン(聖画像)が飾られています。
(プレオブラジェンスカヤ教会の中には入れません)


キジ島とオネガ湖
Photo by jmenard48

富農アシェフニェフの家(右手前)は
当時の人々の暮らしを知ることができるミュージアムになっています。


富農アシェフニェフの家


富農アシェフニェフの家
Photo by travel.vesti


ヴォロニー・オーストロフ村の風車
Photo by myheimu

ヴォロニー・オーストロフ村から移築された風車小屋。


工事中の顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
Photo by Christiaan Triebert

これら木造の建築群は老朽化のため修復が行われています。
しかし設計図はなく、鋸とノミとキリだけで建てられた構造もフォルムも特異な建築だけに、現代の建築技術をもってしても再現はむずかしく、当時の職人の技術の高さが再認識されています。


顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
Photo by i l y a M e l e k h o v


Kizhi Island

10a, Kirov sq., Petrozavodsk, Republic of Karelia, Russia, 185000.

シーズン ・船の運航期間は5月から湖が氷結するまで
・冬季はヘリコプターorスノーモービルのオプショナルツアーを催行しているツアー会社有り
アクセス ・サンクト・ペテルブルクからペトロザヴォーツクへ列車で約6時間
・キジ島へは船で約1時間20分
書籍   
2014/02更新
 
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